「櫻の園」@青山円形劇場

初日に行ってきました。
どうやらマンガが原作で、過去に映画化、舞台化もされたという作品だったので、予習できるかなと思って探してみたけど…、十年以上前の話だったらしく簡単には入手できませんでした。
なので結局ネットで概要を見ただけ…。


例によって引用。

櫻華学園高校演劇部では、毎春、創立記念日チェーホフの「櫻の園」を上演することが伝統となっていた。
上演の朝、しっかり者の演劇部部長・由布子はいきなりパーマをかけて登校してくる。
部員達は驚きを隠せなかったが、さらに前日、部員の一人が他校の生徒とタバコを吸って補導されたというニュースが部員の間に駆け巡る。
それによって、公演は中止になりかけるのだが…。
少女達の揺れる心の内面を「櫻の園」の開演直前の2時間に凝縮して表現する珠玉のストーリー。



最近よく見ていた舞台とは違って笑いの要素はほとんどなく、純文学、というと大げさというか的外れだけど、ちょっとノスタルジックで甘酸っぱい(笑)お嬢様女子高の青春ストーリーでした。
引っ掛かるところがなくスルスルっと流れていったかな?
お嬢様学校だから制服のスカートが長い、ってガールズギャラリーで言ってたけど、特に長くない。
もっと長くてもいいくらい。
逆にあの制服でスカート短かったらバカっぽい(笑)


会場は名前どおり中央に円形の舞台があり、それを360度囲む形ですり鉢状に客席がありました。
中央のステージだけではなくお客さんもよく見えるのでなんか変な感じ…。
最前列は晒されてる感があってあまり行きたくないな(笑)
全周の客席は縦横斜めで8分割されてA〜Hブロック。
各ブロックは5列くらい?で傾斜もあるので一番後ろでもちゃんと見えるんじゃないでしょうか?
A〜Hブロックのうち、Cブロックは客席ではなく一部シーンでサブのステージとして使用されていました。
Gブロックはグランドピアノとバイオリン用のステージ。
このシンプルな構成による演奏が劇にハマっていました。
AとBの間がメイン、EとFの間がサブで出演者が登場&捌ける通路として使用されていました。
AとBの間の通路席はかなりいいと思う。


我が軍の二人…。
香奈実ちゃんは、これだけ出演者がいたらチョイ役かな位にしか思ってなかったけど、思っていたよりもセリフが多く、しかも予想に反して(笑)ちゃんとしていました。
普通に喋ってても声がひっくり返ったりする子だったのに。
自分の名前ですら噛む子だったのに。
きっと今までダメダメな子を演じてただけで、今回が真の姿なのでしょう(笑)


かえでは、香奈実ちゃんほど活躍の場はなかったけど、それでもそれなりに。
一箇所噛んで言い直したところがあったけど、いつもどおりやりたいことを思いっきりやってました(?)
ラストのカーテンコール(?)ではちょうどお母様の真正面に立って、なんともいえない表情で頭を下げていました。
自分の真正面には上手い具合に香奈実ちゃんが来てくれました(笑)


パンフレットが1500円で販売されていましたが…、これってパンフレットじゃなくて業界関係者に配る資料みたい?