「N先生とS師匠」

ひらり、空中分解。Vol.13


女優福田花音さんがゲストで即興芝居をやるということだったので見てきました。
ポッシボー1周年という選択肢もあったけど、ちょうど1年前の公演初日は石丸電気ではなくシアターグリーンにいたので、1周年を祝うのもどうかなぁと。
まぁかえでもシアターグリーンだったのですが…。


この舞台は2人芝居で、新人作家のN先生とベテラン作家のS師匠の話。
まず第1部はS師匠の視点でスタート。
N先生の才能をねたむS師匠がN先生を毒殺。
少しづつ時間をさかのぼって、殺人に至ったところから2人の出会いまで、というところで第1部終了。


ゲストコーナーへ。
ここはベテラン作家のS師匠のところへ新人女優を売り込むという設定(?)
で、マネージャー役の人と女優花音が登場。
軽く自己紹介などがありましたが、やはり、と思ったのが、将来の目標。
歌手になりたい、と言っていました。女優じゃなくて歌手、と言ってました。
舞台に出てるエッグは女優志望なんじゃないか、と勘違いしている人もいるみたいだけど、やっぱりこれが本音なんですよね…。
目標としている人は?という質問には、これまたやはり、安倍なつみさん。


自己紹介等に続いては、花音の実力を見せてもらおうではないか(?)で即興芝居。
マネージャー役の人が父親役、花音が娘役、S師匠がなぜかその弟役でスタート。
弟「お姉ちゃんが僕のケーキ取った」
姉「取ったんじゃなくて食べたんだよ」(笑)
というのは仕込み?
他はアドリブが効かなくてちょっと苦しかったかな。
泣くのは反則です(笑)
最後に今後の活動として、千歳月、新人公演、ちゃおTV、白虎隊の宣伝があってゲストコーナーおしまい。


第2部はN先生視点で、第1部とは逆に2人が出会ってからN先生殺害に至るまでを時系列で。
第1部がシリアスだったのとは正反対で第2部はずっとお笑い満載で、殺人が殺人ではなかったことが判明。
そして一気に展開が変わり…、今までの話は2人が競作で書いていた1つの脚本だったというオチでした。


同じ話をなぞっているはずの1部と2部で正反対のシリアスと笑い。
何も知らずに来ていたと思われる女性客が花音を見たときの「かわいいぃ」という感嘆の声声声。
が面白かった舞台でした。
前説、というか開演前の注意事項アナウンスも面白いです(笑)