「レベッカ」@シアタークリエ

昼公演に行ってきました。
去年の11月にできた新しい劇場のオープニングシリーズとして上演されているようでした。
海外で上演されたミュージカルを日本版にして上演、4月上旬から6月末までの3ヶ月間というロングラン?


1926年、4月。内気で平凡なイギリス人女性「わたし」は、モンテカルロの高級ホテルでイギリス貴族のマキシムと出会う。身寄りのない「わたし」と才色兼備の妻・レベッカを失ったマキシム。孤独だった2人は意気投合し、電撃結婚する。幸せな新婚旅行を終えてマキシムの屋敷のあるマンダレイに到着した2人だったが、「わたし」を待ち構えていたのは試練の毎日だった…。

海で事故死したかつての女主人・レベッカを崇拝し、彼女以外の人間をマンダレイの女主人として認めようとしない家政婦のダンヴァース夫人。身の程知らずの結婚をしてこのマンダレイの女主人が務まるのかというゴシップ好きな人々の好奇心と使用人たちの冷ややかな目。どこか様子がおかしいマキシム。やがて「わたし」はマンダレイのいたる所にレベッカの面影が色濃く残っていることを痛感し、マキシムが未だにレベッカを愛し続けていると思い悲しみにくれる。

ある日、難破船の救出作業中に、偶然事故にあったというレベッカのボートが引き上げられる。ボートの中には、すでに埋葬されたはずのレベッカの遺体があった。マキシムを気遣う「わたし」に、マキシムはレベッカの死の真相を話し始める…。

最初のうちは、平凡な女の子が妻を亡くした貴族と結婚して、その貴族の家政婦長のいびりに耐えながら暮していゆくという話なのかなと思っていたら、途中で前妻は事故死じゃなくて他殺だった!?しかも殺したのは夫??というサスペンスに。
話は盛り上がっていったのに、ラストは予想外にあっさりとした終わり方だったので驚きました…。


ヒロイン役の大塚ちひろさん、やっぱりすごかった。
あの綺麗な声なのに細くならず前に出るし、ビブラートもコロコロ。
今回は過去に見た作品よりも歌が多く、ファルセットになるところは少なかったかもしれないけど、聴いていてゾクゾク。
素敵です。


終演後外に出ると、向かいの宝塚劇場の前に、役者さんの名前を書いた紙(をクリアファイルに入れたもの?)を持って立っている人がたくさんいて、一体何をしているんだろうと思ってしばらく眺めていたけど、役者さん別ファンクラブ会員の募集?
あちらは独自の文化があるという話は聞いていたけど、確かに他では見られない光景でためになりました(笑)